将棋世界2019年3月号、elmo囲いに思う。

  • 2019.02.10 Sunday
  • 14:06

JUGEMテーマ:将棋

 

●P.118に、懐かしの「かまいたち」。そういえば、鈴木英春さんって石川県に引っ越してから、随分経ったんだな。

 

 1990年の平成初期、町道場でも将棋大会でも、県代表を目指す「アマ中豪」の世界では、立石流とかまいたちが跋扈していた。

 しかし、立石流はプロにまで影響を与え、立石流を編み出したアマチュア棋士・立石勝己さんは、アマチュアでは異例の升田幸三賞を授与された。

 しかし、奨励会三段まで進んだ鈴木英春氏の編み出した「かまいたち」は、そもそも立石流ほどに流行したわけでもないし、時は流れ、ほとんど見かけることがなくなった。

 しかし、ゴキゲン中飛車対策で銀を二枚繰り出す指し方は、「英春流」の影響だと思う。時折「英春流」の面影を見かける気がする。しかし、彼の名前が出ることは、あまりなかった気がする。

 

 

 ●中原誠十六世名人の「我が突撃人生」はイマイチ。

 将棋盤って、本当に割れるのだろうか。だって、名人戦に使ってる盤だもの、国産榧のウン百万(ウン千万?)のやつだよね。

 私、駒も盤も割ったことがありません。桂の貼り合わせ卓上版ですら、割れる気配もありません。小学生の時にお小遣いで買った黄楊駒も割れるどころか、予備の歩二枚すらなくしてません(少し自慢)。

 

 

●P.132 「潮流が生まれるとき」はelmo囲い。

この図を見た時に、「関則可」という名前に重みがあった頃に、一部アマチュアで指されていた右図の囲いを思い出した。

 

 これは急戦▲5七銀右→▲4六銀戦法の時に、▲5八金右ではなく▲5九金右と指し、▲5八飛の攻めを残す意味である。

 プロで指された記憶が殆どない。

 

 右の局面から▲7九金と寄ったのがelmo囲い。そう思うと、案外と▲5九金型の▲5七銀右戦法は、通常の▲5八金型の▲5七銀右よりも優秀だったのかもしれない。

 

 

 そもそも、船囲いから▲6八銀と上がって、更に▲5七銀、6八金と上がる。

 今にして思えば、何のメリットがあるのかさっぱり分からない。

 

 わざわざ2手かけて、振飛車側に△7三桂→△6五桂の反撃や、一段目に飛車をおろして△7九金のスキを作る。ココセみたいである。貴重な二手を指して損ばかりする先手。一方、それこそ△7三桂のような有効手を二手も指せる後手…

 

 

 なんて難しい事を考えなくても。

 この記事の著者である千田翔太六段は最後で次のように述べている。

 『右銀急戦とelmo囲いを組み合わせた囲いは有力である。ただし、▲7八玉は逆転されやすいため、他の作戦を上回るアドバンテージを示しにくい。』

 

 だよね。居飛車穴熊という優秀な戦法があるのに、何でこんな変わった囲いを使用する必要があるのか。

 そもそも、居飛車穴熊が怖くて「大山スタイル」振り飛車が廃れてしまった今、優秀な振飛車党コンピュータソフトがイビアナを叩きのめさない限り、所詮愚か者の人間は、この囲いに情熱を感じないと思う。

 

 ではまた。
 

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