右四間飛車▲1七桂戦法にお困りの皆さまへ

  • 2018.12.09 Sunday
  • 10:51

JUGEMテーマ:将棋

 

 2018年1月号将棋世界の特集は、右四間飛車。対四間飛車に居飛車穴熊(大木和博かよ)に3六歩不突の▲1七桂戦法の紹介。

 まるで昭和1980年代のアマチュア将棋。そういえば、少し前の将棋世界の「最新戦法」に銀冠穴熊が登場。コンピュータ全盛時代のプロ将棋は、アマチュア将棋に退行してしまったのだろうか

 

 さてそれはともかく、気になったことがある。

 以下、何かの参考になればご参考にしてください。ただし、何せ30年前の知識なので、嘘が書いてあったらその節はお許しください。

 

 気になるのが、将棋世界1月号の「基本図」なのだ。

 

 

 この後手の△5四銀がおかしい気がするのだ。

 先手が▲3六歩と突く前に△5四銀と上がると、90%▲3六歩ではなく▲1六歩と突き、裏ルートから桂を跳ねる。この方が、この将棋で頻出の△4六角や△3七角の傷がなく、200%くらお得なのである。

 

 ゆえに、この局面、自分が四間飛車側だったら確実に△8二玉と様子を見る。

 

 以下先手が居飛車穴熊でも左美濃でも、後手は先手の手を見ながら玉の囲いや△1二香を優先し、△4三銀は▲3六歩と突くまで絶対に5四に上がらない。

 

図1:△8二玉まで

 

 仮にここで(ここでなくても、どのタイミングでも)先手が▲1六歩と突いたら、△3五歩。

 

図2:△3五歩まで

 

 先手が▲1七桂と指せば、△2四歩で、実は既に、見かけ以上に先手が困っている。

 先手がたとえ藤井聡太でも勝てる、とは言えないが、伊藤かりんならばまずは勝てるくらいの作戦勝ちである。

 

図3:△2四歩まで

 

 先手が黙っていると△1四歩→△1五歩で負けるので、先手は▲2六歩と突き、次の▲2八飛に期待するしかない。

 しかし、▲2六歩は△3四銀で綺麗に受かっている。以下▲2八飛ならば△2二飛。

 

図4:△3四銀まで

 

 よって、先手は1七桂と跳ねないで囲いを進めるだろうけれど、後手は△3四銀。既に「4五歩」開戦の権利は後手のものになっている

 先手は、うかうか田中寅彦囲いもできないだろう。

 

 以上、いかがでしょうか。▲1七桂の右四間飛車に悩まされている方。

 

 

 

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