伝わる・揺さぶる!文章を書くby山田ズーニー@PHP新書

  • 2018.02.25 Sunday
  • 13:14

JUGEMテーマ:最近読んだ本

 

 「フリーライターとして稼いでいく方法、教えますby肥沼和之@実務教育出版」という本が実にためになって、その中で著者がこの本を推薦していたので、早速買ってみた。

 でも、プロローグの「考えないという傷」で、もう読む気が失せた。

 

 『他人ごとではなく、まさに自分の問題としてあなたが切実に受け止めるのはどんなことですか。あなたが肚の底から発する言葉で述べなさい。(山口大学人文学部小論文入試問題から)(P.13)』

 この問題で、あるJKが書いた文章が「とりあえず」が多いとかで、筆者にとって許しがたい文章に思えたらしい。

 

 

 それをズーニー様や良識ある先生方の指導の結果、こんな立派な文章を書けるようになった。めでたしめでたし、というわけだ。

 

 

 バッカじゃなかろかルンバ。

 これは要するに、「これは大学入試の小論文だから、出題者に媚を文章を書け」というだけじゃないか。

 そりゃー大学入試だもの、受験技術に面接マニュアル、何せ「1点に数百人」、何でもありの世界である。しかし、この本のお題である「伝わる・揺さぶる!文章を書く」のイメージとは極北の世界でもある。

 なるほど、JKの文章は拙劣だ。しかし、大学が出題している「あなたが肚の底から発する言葉で」述べている。後者はまるでAIが「試験監督を喜ばせる」ために作成した機械仕掛けの死んだ文章にしか思えない。

 

 彼女には、まさに「伝わる・揺さぶる!文章を書く」テクニックがなかっただけだ。彼女は馬鹿大学教授よりも、今の日本の良いところも悪いところも肌で感じている。ただ単に「だって、大学のセンセみたいに勝手なこと喋って、エリート生活が出来るわけじゃなのよねー。でもさ、顔はそれなりに可愛いから、贅沢しなくて、さっさといい男を捕まえなくちゃ。あれ、センセ、何で私のミニスカート制服のふともも、そんなに気になるの?」みたいに書くテクニックがないだけ。そして、こういうテクニックは、年を取って読書量が増すと、自然に身についていくものである。

 おそらくこの本は、小論文みたいなものを前提にしているのだろう(一章すら読まないので分からないが)。ちなみに一章のタイトルが『自分がいちばん言いたいことを発見する』。そんなの、ネットが持ち場のユーザーにとっては笑止千万。書きたいことが先にあって、それを伝える技術を知りたいのだ。

 

 

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