人生、くそ度胸(芹澤博文著)

  • 2017.12.18 Monday
  • 05:00

JUGEMテーマ:将棋

 

 本棚を整理していたら、こんな本が出てきた。

 二冊とも、ご必要な方はいらっしゃれば無料で差し上げます。有料で引き取っていただければ、貴殿の支払額はアグネス・チャンでお馴染みの中抜き、黒柳徹子と関係ない(←全部嘘)日本ユニセフに全額寄付します。

 

人生、くそ度胸(芹澤博文著)

 

将棋泣き笑い(芹澤博文著)

 

 芹澤博文。囲碁の藤沢秀行に憧れたが、酒でも棋道で全く及ぶこともなく、「破滅の天才」キャラで評論家・タレントとして多少活躍した。しかし将棋界のレベル進化に全くついていけず、田中寅彦の居飛車穴熊にケチをつけ、挙句に羽生善治にケチをつけ、しかし自分の実力では敵いもしない。

 一時期、「敗者クビ制度」がなかった時があって、その制度がおかしいと称して退廃試合を繰り返し(今なら間違いなく永久追放処分)、更に酒浸りになって死んでいった。

 おそらく若い将棋ファンは知らないだろうし、知らなくても何も困らない。「古き悪き時代」の将棋界の名物男だった。

 

 一方、鈴木英春の方は今もアマチュア棋士で活躍しており、若い人でもご存知だろう。

 若くして三段になり、プロ棋士寸前だったがここで低迷し、年齢制限の31歳でプロ棋士の夢を絶たれる。しかしアマ棋界で名人レベルの実力を身につけるべく修行に励み、「かまいたち」戦法を開発。持ち時間が少なく「自分の土俵でいつでも指せる」アマチュア将棋界でブームになり、鈴木英春氏自身もアマチュアのビッグタイトルを次々と獲得。

 しかし、アマチュアのレベルも向上し、アマトップ=プロ三段が定着。奨励会組がゴロゴロ転がっており、アマ強豪からプロ棋士への試験制度もできた。今やアマがプロに勝っても誰も喜ばない。女性が男性プロに勝ったり、人間が機械に勝ったほうがよっぽど話題になる。

 

 奇跡的に捨てられず、本棚に残っていた二冊。

 どりらが将棋界に貢献しているかといえば、自分のイメージでは鈴木英春だ。芹澤博文もタレントや将棋評論家としては優秀だったかもしれないが、晩年の八百長負け連発があまりに印象が悪すぎる。やっぱり、芹澤博文は何かにつけ、将棋界古き悪き時代の象徴だったと思う。

 

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